発表日:2020年8月27日
発表者: VPP Japan
表 題: VPP Japan ~物流センター使用電力の50%を再エネに転換~ シーアールイー、名鉄運輸、伊藤忠商事と物流センター6拠点で太陽光電力供給に関する長期的なパートナーシップを締結
株式会社VPP Japan(代表取締役CEO:秋田 智一、本社:東京都千代田区、以下:VPP)は、株式会社シーアールイー(代表取締役社長:亀山 忠秀、東京都港区、以下:シーアールイー)、名鉄運輸株式会社(愛知県名古屋市、代表取締役社長 内田 亙、以下:名鉄運輸)、伊藤忠商事株式会社(代表取締役社長COO:鈴木 善久、東京都港区、以下:伊藤忠商事)の3社の大型物流センター6拠点で、太陽光電力供給に関する長期的なパートナーシップを締結いたしましたので、お知らせいたします。
◆物流センターが抱える環境課題を再エネ導入により解決
生産者と消費者をつなぐ物流業界は、経済成長や生活を支えるためになくてはならない存在です。新型コロナウイルスの影響による新しい生活様式の中、宅配サービスの需要も増加している事で、以前にも増して物流は社会にとって重要なインフラとなっています。一方で、配送によるトラック輸送の増加に伴い排気ガスによるCO2排出の問題を抱えています。日本の二酸化炭素排出量(11億3,800万トン)のうち、運輸部門からの排出量(2億1,000万トン)は18.5%を占めています。(出典:国土交通省:運輸部門における二酸化炭素排出量)
この様な背景から、物流業界では環境配慮への課題意識が高く、その取り組みの一つとして、この度シーアールイー、名鉄運輸、伊藤忠商事の3社において、VPPの太陽光PPAサービス「オフグリ電力®」を導入する事になりました。
◆物流センター使用電力の50%を再生可能エネルギーに転換
「オフグリ電力®」は、VPPが設備投資を行い、施設の屋根に自家消費太陽光発電システム(以下:太陽光発電所)を導入し、そこで発電した電力を施設に直接供給するサービスです。施設側としては投資負担なしで太陽光電力を安価に利用できるほか、災害停電時の電源としても利用する事が可能になります。
今回の物流センターへの導入では、広大な屋根という遊休地を活用することで、施設電力使用量の最大約50%※を太陽光電力に転換を目指す取り組みとなります。特に晴れている時間帯は全ての使用電力を太陽光電力で賄う事もできる※ほか、屋根へ太陽光パネルを設置することで夏場の遮熱効果、空調電力使用の抑制も期待できます。
シーアールイーのロジスクエア神戸西、ロジスクエア川越Ⅱでの7月稼働開始を皮切りに、8~10月にかけては名鉄運輸の埼玉支店、伊藤忠商事のアイミッションズパーク市川塩浜、シーアールイーのロジスクエア狭山日高、ロジスクエア三芳※で順次稼働を予定しています。
※使用電力量から算出したシミュレーション値。施設毎の設備や電力使用状況によって比率は変動いたします。
※ロジスクエア三芳については、シーアールイーが開発した後、現在はCREロジスティクスファンド投資法人が保有しております。
◆将来的には物流モビリティのクリーン化も視野に
新型コロナウイルスの影響等による荷物量の増加を背景に、輸送中のCO2排出量を削減する輸送トラックのEV転換に向けた取り組みも国内物流各社で始まっています。火力電源比率の高い日本では系統電力をEVトラックに充電するという現状のシステムでは、本来のCO2排出量削減の目的を達成できないため、VPPでは、往来するEVトラックの稼働電源として、本サービスで導入した太陽光発電所を活用し物流モビリティのクリーン化を目指すほか、災害停電時でも太陽光発電所からEVトラックへの電源供給を継続する事によって物流機能の維持を実現する新たなシステム構築を推進してまいります。
【発電所概要】
導入施設名:ロジスクエア神戸西太陽光発電所
発電容量:702.38kW 稼働開始:7月
導入施設名:ロジスクエア川越Ⅱ太陽光発電所
発電容量:702.38kW 稼働開始:7月
導入施設名:ロジスクエア狭山日高太陽光発電所
発電容量:751.1kW 稼働開始:9月
導入施設名:ロジスクエア三芳太陽光発電所
発電容量:751.1kW 稼働開始:10月
導入施設名:名鉄運輸埼玉支店太陽光発電所
発電容量:696kW 稼働開始:8月
導入施設名:アイミッションズパーク市川塩浜太陽光発電所
発電容量:844.48kW 稼働開始:9月
〔公式ページ〕
▷ VPP Japan
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください
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