大阪府立大学大学院工学研究科の研究グループは6月22日、世界で初めて粉末成形型の全固体電池において酸素の酸化還元を利用した大容量充放電を実証した。次世代全固体電池の実用化にむけた研究開発を大きく加速させられるとする。
従来型の全固体電池で使用されている、リチウムを受放出する電極活性物質はリチウムイオン電池の転用だった。しかし電解液を用いる電池と比べて電極と電解質の間の良好な接触や、チウムイオン伝導経路の構築が困難なため、高容量化された例はなかった。
そこで非晶質材料の中に硫酸リチウムを複合化したリチウム過剰正極の決勝が埋まっているものを作製した。この材料を全固体電池の正極材料として用いることで、粉末成形型の全固体電池において酸素の酸化還元を伴う電子反応の高容量充放電材料の実証例になったとする。
〔参照〕
▷全固体電池実用化の鍵となる革新的な正極材料を開発―低融性のリチウム塩を用いた非晶質化によって酸素の酸化還元を伴う大容量充放電を実証―
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2023/1/10 0:00