調査レポート

旭化成ホームズ:太陽光設置でコロナ禍電力購入量40%減

旭化成ホームズ:太陽光設置でコロナ禍電力購入量40%減

 旭化成ホームズは6月12日、4月において太陽光発電設置宅の電力購入量は非設置宅に比べて40%少なかったと発表した。

 同結果は過去に設置した独自HEMS端末『HEBEL HEMS』を介し、戸建住宅1,050棟の電力消費量傾向を解析したもの。コロナ禍で緊急事態宣言が発令された4月単月の電力消費量を平均気温差の影響を除いて比較したところ、昨年の392.3kWhから今年の448.1kWhへ14.2%増えていることが分かった。2月以降と比較した場合年齢別で見ると30代を中心とする若い世代の電力消費量が特に増え、妻の就業形態別では特にフルタイム共働きで差が見られた。



 太陽光発電設置宅と非設置宅における4月の電力購入量を比較すると、非設置宅の平均は448.1kWh、設置宅は266.5kWhと、およそ40%少ない結果となった。電気料金に換算すると、約4,900円となる。設置宅の一例の発電量を分析する巣篭りによって増えた日中の消費電力を上回る十分な発電が行われていた。在宅ワークの普及により日中の電力消費量が増えたとしても、太陽光を設置することで、居住者の光熱費負担が軽減される可能性を示唆した。

〔参照〕
コロナ禍での巣篭り電力消費傾向をHEMSデータから解析 増えた自宅の電力消費。太陽光発電の活用がより重要に

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