調査レポート

ハイアス:コロナ時代の住宅に関する意識調査

2020/6/1 10:00

ハイアス:コロナ時代の住宅に関する意識調査

2020/6/1 10:00

 ハイアス・アンド・カンパニーは6月1日、全国341件の一般生活者を対象に「withコロナ/アフターコロナ時代の住宅に関する意識調査」結果を発表した。

 今回の調査では、コロナ禍において個人の価値観を調査。外出自粛要請を受けて自宅で家族と共に過ごす時間が増えたことが影響を及ぼし「信頼すべきは友人より家族(55.4%)」「あくせく働くよりも、のんびり日常を過ごす幸せ(52.8%)」「自らの健康には常に気を使う(42.8%)」が上位を占めた。

 住まいの性能と家族の健康には関係性があることを知っているか、という問いに対して「聞いたことがあり、詳しく知っている」と回答した人は僅か6.2%(21件)で、そのなかでも健康や居住費に関する”性能”に関わる項目で耳にしたことがある言葉は「高気密高断熱住宅」と「ヒートショック」が同率1位(66.7%)という結果となった。

 一方で、全体的に認知度の低かった気密性能「C値」と断熱性能「UA値・Q値」について同社ではグラフや図版を用いて解説。「C値」では換気性能との関連性を、「UA値・Q値」では肺炎など病気の有病率との関連性を示したうえで興味・関心を持ったかどうかを調査したところ「C値と換気性能の関係」に興味を持った人は21.9%。「断熱性の高い家と有病率の関係性」について興味を持った人は26.6%となった。

 同社の考えでは、住宅業界として情報提供を継続的に行うことで、「住宅の性能と健康に関わる効果」の普及に繋がると考えられるとした。

〔参照〕
ハイアス・アンド・カンパニー:「家族の健康と住宅性能」の関係性ついては、まだまだ情報提供不足 with コロナ / アフターコロナ時代の住宅に関する意識調査(2) ハイアスでは「賢い家づくり勉強会」等の活動を通じ、情報提供・啓発活動を実施

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