日産自動車は5月18日、東京消防庁池袋消防署へ納車した日本初のEV救急車が稼働を開始したことを発表した。
同車両は、同社が欧州で販売中の「NV400」をベース車両と。救急隊員の負担を軽減するための電動ストレッチャーや、すべてのシートに乗員の安全性を向上させるシートベルトを装備している。さらに、33kWhと8kWhの2つのリチウムイオンバッテリーを搭載しているため、電装機器やエアコンをより長時間作動させることが可能、停電時や災害時には移動電源としても活用できる。
これは、東京都が推進する「ゼロエミッション東京」の取り組みの一環として、東京消防局に初のゼロ・エミッション(EV)救急車として導入されたもの。池袋消防署のデイタイム救急隊で運用される予定としている。
〔車両情報〕
車両サイズ:全長 5,548mm、全幅 2,070mm、全高 2,499mm
車両総重量:3.5トン
乗車定員:7名
モーター:最大出力 55kW、最大トルク 220Nm
駆動用バッテリー:容量 33kWh、充電 AC200V 最大 7kw 普通充電(タイプ2)
装備品用バッテリー:容量 8kWh、充電 AC100V 1.5kW
駆動方式:前輪駆動
〔参照〕
▷日産自動車:EV救急車がゼロエミッション東京の実現に向けて東京消防庁で稼働開始
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