提携

NTT:米オースティン市と提携 交通ICTで

NTT:米オースティン市と提携 交通ICTで

 NTTグループ(日本電信電話、NTTデータ、NTTコムウェア、NTTコミュニケーションズ、NTT)とテキサス州オースティン市は5月13日、NTTグループのスマートシティ技術を活用した交通状況分析ソリューションを、渋滞緩和や地域コミュニティ計画作りに活用するため提携した。

 オースティン市では、交通状況に関する情報が不足し、解決策の検討が困難な状況であったことから、市内の複数の交差点において渋滞や事故等が頻繁に発生していた背景がある。NTTグループがラスベガス市にて提供中のスマートシティ技術を活用し、特定地点での問題発生原因を明らかにすることで問題解決につなげたいという双方の思いが一致し、今回の提携に至ったという。

 今回の取り組みでは、NTTグループのデータ分析基盤と、デル・テクノロジーズのエッジマイクロデータセンター、高精細カメラやIoTデバイスを使い、オースティン市のダウンタウン地区における交通状況を可視化する。オースティン市では、車両数の計測や車種の分類、逆走車両情報の分析し、交通状況を改善するための効果的な計画提言を行う。今後、初期導入期間を経て、監視対象地点の拡大も検討していく。

 オースティン市交通局スマートモビリティ・アシスタントディレクター、ジェイソン・ジョンマイケル氏は「デジタル変革を促し、地域の状況や問題との因果関係をより深く理解することで、地域コミュニティのニーズを満たす効果的な解決策を見出せる。路上での死亡者や重傷者をなくすという、我々が掲げる“ビジョン・ゼロ”の目標を達成するために非常に重要な取組みだ」とコメントしている。

 日本電信電話の島田明副社長は、「NTTグループは、スマートシティ技術を活用することでオースティン市における交通の安全性を高め、市民や来訪者の生活の質を向上させることができるよう、継続的なイノベーション創造をお手伝いしていく」とコメントしている。

〔参考URL〕
NTTグループ:テキサス州オースティン市がスマートシティでNTTグループと提携 ~NTTグループのスマートシティソリューションを商用導入~

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