YKK APは４月１日より、最高風速４２ｍ/秒に耐える耐風圧性能を持つカーポートを発売する。部品の改良や点数削減による約７０分の施工時間短縮と、四角い住宅外観に合う意匠性の両立を実現した。２０年度に売上高２５億円を目指す。

　同製品『エグルージュFIRST』は同社基準で風速３８ｍ/秒から４２ｍ/秒の風圧に耐え、幅広い地域で使える基本性能を備えた。施工面では部品にあらかじめ止水剤を塗布することで、現地で実施していた部品へのシーリングを不要にした。加えて屋根勾配を４°固定にし、垂木を取り付ける部品の点数を削減した。母屋は中空AT材を工場で取り付けて出荷するため、緩衝材の現地貼り付けが不要となる。これらの技術により２台駐車用の場合、施工時間を３割程度削減できるとする。

〔参照〕
▷高い耐風圧性能と、フラットですっきりとした意匠、高品質な施工を実現 次世代カーポート 「エフルージュ FIRST」シリーズ発売