オムロンは6月より、完全自家消費に対応したパワーコンディショナーを発売する。消費電力を99%追従させることで発電電力ロスの最小化を可能とする。NTTスマイルエナジーを通じて同製品によるPPAビジネスモデルの仕組みを提供していくとする。
これまでの完全自家消費発電システムは、発電電力が消費電力を超えて電力系統に流出することを防ぐために、消費電力の10%以上抑制するように設定されていた。そのため発電電力を最大限活用することが困難であったとする。同製品『KPW-A-2』は消費電力に高速かつ高密度に追従して発電電力を制御することで、消費電力に対して最大99%程度まで上限を高めることが可能となった。
電力系統への送電抑制装置やコントローラーなど周辺機器の機能を内蔵したことで、機器構成数を最小化し配線・設定工数などの設置コストの削減も可能にした。同時発売の自家消費用ゲートウエイボックス『KP-GWSC-A』と接続することでパワコンの稼働状況や異常要因を遠隔監視できる。専門技術者が設置現場に駆けつける回数を減らすことでメンテナンスコストの低減も見込む。
〔参照〕
▷最小の構成機器数で最大の発電量を実現する、「完全自家消費」対応の太陽光発電用パワーコンディショナー「KPW-A-2」発売
ソーラーエッジ:パワーオプティマイザ、東京都「優れた機能性を有する太陽光発電」に認定
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