シェアリング

小田原市で地域密着型EVカーシェアの運用開始

小田原市で地域密着型EVカーシェアの運用開始

 REXEVと湘南電力、神奈川県小田原市は3月16日、14台の電気自動車を活用したカーシェアリングのテスト運用を開始した。5月31日までテスト運用し、6月からは50台まで増やして一般公開する予定とした。

 同サービス『eemo カーシェアリング』は通常のカーシェアに加え法人とその従業員、または行政と地域住民の間など地域特性を活かして電気自動車をシェアリングするもの。充電する電気の多くは小田原およびその周辺地域で発電された再生可能エネルギーで賄うい、地図上で発電所の見える化も行う。災害時には非常用電源としての利用も小田原市と協力して検討していくとする。

 3者は19年9月18日付で環境省の『脱炭素イノベーションによる地域循環共生圏構築事業のうち脱炭素型地域交通モデル構築事業』に採択され、同事業に必要となるシステムの開発を行ってきた。複数のEVステーションの開設、充電・放電装置の設置工事によりテスト運用の準備が整ったことから運用開始に至った。

〔参照〕
エネルギーマネジメント連動型EVカーシェアリング 「eemo(イーモ)カーシェアリング」のテスト運用を開始!


【関連記事】
乗り捨てOK!クルマの共同利用サービス実証
(2020年2月10日掲載)

 自動車のサブスクを手掛けるIDOMと月額制多拠点居住サービスを提供するアドレスは2月12日より、拠点移動に使えるメンバー共用カーの実証実験を開始する。



 アドレスは複数拠点の住居を、IDOMは自由にシェアできる自動車を提供。自由な拠点間移動のスキームを開発していく。実証実験期間中、住民は無料でクルマを利用することができ一部拠点同士での車移動もできる。今後は、あらゆる拠点間移動を車を用いて可能にし、全国的なサービス展開や様々なコミュニティの発展を促進。地方の2次交通といった課題解決を目指す。

〔参照〕
月額制でクルマを乗り換えられる「NOREL」、 月額制で全国の家に住める「ADDress」と共に、 クルマの共同利用サービスを開始